城南動物病院スタッフブログ
冬に気をつけてあげたいこと
// 2021年11月15日
11月も半ばになり、本格的に寒くなってきました。今回はこの季節に動物たちに気をつけてあげたいことをいくつかご紹介したいと思います。
○低温やけどに注意
そろそろコタツの季節がやってきますが、犬・猫にとっては温度が高すぎて低温やけどを起こしたり、いつの間にか酸欠や脱水症状を引き起こしたりする可能性があります。
もし中に入りっぱなしの状態が続くようであれば、抜け道を作る、温度を低めに設定するなどしてあげましょう!
○鍋に注意
冬といえば鍋の季節ですね。とっても美味しいですが、犬・猫には危険が潜んでいます。それはネギ類(ネギ・タマネギ・ニラ・ニンニクなど)です。ネギ属の成分が赤血球中のヘモグロビンを変化させ、最終的に赤血球を破壊するからです。その結果、溶血性貧血を引き起こしてしまいます。これからご家庭で鍋を食べる頻度が多くなると思いますが、誤って食べないように気をつけてあげましょう!また、鍋のスープやタレに溶けたねぎ類の成分も危険ですので、舐めたり飲ませたりしないようにしてください。
○寒暖差に注意
極端な温度差は体に負担になります。暖房を切った後の急激な冷え込みなどには、十分気を付けてください。エアコンや床暖房などで部屋中が一定の温度になるような場合は、犬・猫が「暑い」と感じた時に移動できるような場所を作ってあげましょう。また、乾燥は細菌やウイルスを活性化することにもつながるので、加湿器の使用や濡れたタオルを室内干しするなどして湿度にも注意をしましょう!
今年の冬も愛犬・愛猫とともに楽しく健康に過ごしましょう!
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